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フレデリク・ハイアラム・ヨハンセン
(Fredrik Hjalmar Johansen 1867-1913) |
探検家。元ノルウェー陸軍の歩兵士官。ナンセンは彼の人柄を絶賛しているが、飲んだくれて
軍隊から放り出されていた人物。必用な時には酒を断つことが出来る人なのだが、フラム号の探
検から帰国後は、極地探検に従事しつつもまた飲んだくれとなる。
しかし、ナンセンの強い推薦によりアムンゼンの南極探検に参加した。アムンゼン隊の中でもっ
とも経験豊富な探検家であるヨハンセンは、酒を断ち、犬ぞりの御者として大活躍して、さらには
クレバスに落ちた隊員をその大力で引っ張り挙げるなど、少なくとも二人の命を救った。南極点到
達を目指すアタック隊員に選ばれていたが、出発の時期を巡ってアムンゼンと意見が対立したた
め、最終的にアタック隊から外された。
1913年に自殺してしまったが、ナンセンの探検行と南極点到達の隠れた功労者として、1990
年代頃からノルウェーでは評価が高まっている。
なお、ナンセンはヨハンセンを高く評価していますが(一年以上も二人きりで過ごせた仲です)、
アムンゼンはほとんど無視しています。 |